札所|真言宗智山派 宝珠山玉塔院 光明寺



 札所

寶珠山 光明寺

 ご本尊 大日如来(金剛界)
 宗 派 真言宗智山派
 ご真言 おんばざらだとばん
 ご詠歌 ひたすらに いのるまことば るしゃなそん みちびきたまえ のちのよまでも


 宝珠山光明寺は、東北自動車道宇都宮インター南方2キロ宇都宮市野沢町の日光街道沿いにある真言宗智山派の寺院で、寺伝によると鎌倉時代に野沢太夫が宥憲法印を招き、石塚の地に玉塔院を建立して開山する。
 当山は「静桜」「桜本薬師」の寺として有名で、近在の人々の信仰を集めている。この桜の由来は、鎌倉幕府の追手を逃れ、平泉へ行く源義経公を慕う静御前が、当地方を訪れた折、石塚の玉塔院境内に守本尊の薬師仏を納め塚を築いて、桜の杖をさして義経公の武運長久を祈願した所、後にこの杖から芽が出て大木となり兜形の珍しい桜の花が咲き、十二代目の今も兜形の珍しい桜花を咲かせている。
 寛永11年京都醍醐の光台院より法印早開が住職となり、石塚の玉塔院を現在の地に移転し寺を光明寺と改め、静御前の守り本尊、薬師如来(桜本薬師)を秘仏として本堂の内仏に迎えている。
 当時、七月七日は桜本薬師の縁日と境内の烏天狗を祀る大杉社の祭礼の夏祭りは、おみこしやおはやしが出て露天も並ぶ盛大な行事であった。また、江戸時代、御成街道沿いの当山に将軍家は日光東照宮へ参拝の際境内を代々休息所とし、歴代住職は寺子屋を開き近郷の子弟教育に尽力した。
現在は、毎年11月8日を、桜本薬師如来の縁日とし、皆様の諸願成就を願い、大般若転読法要、催しを行っている。


 

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のざわてら 「真言宗智山派 宝珠山玉塔院 光明寺」